2012-07-03

植物の声

植物を見続けていると聞こえてくるらしい。

「ちゃんと下の葉も見てくれよーしわしわだから水くれー」とか。

今のところ葉っぱを触って柔らかくて、土が完全に乾いていれば水が欲しいと思うことにしてる。
もっとも硬葉系のハオルチアの場合、ほっとんどわからないけどね。

今日は水をあげて、そのまま南西向きのくもりガラスの窓のとこに1日置いておいた鉢のお話。


いただきもので、うちでダントツの丈夫さを見せつけるのはブロンズ姫。


お日さま浴びれば日焼けになりそうでもほのかに色づくだけの忍耐力。
葉っぱが柔らかいからとお水をあげると、翌日にはパンパンに硬くなった葉。
根っこもそれなりに伸ばし、地底の領土争いに打って出てる(はず)。
姫と呼ばれても、きっと辛いことをたくさん経験してきた、気高く辛抱強い面を思わせる。

水を吸い、曇り空のわずかな光を地道な努力で吸収する。

姫のお隣さんは(たぶん)星の王子。
高い身長でも姫の方に傾くこともなく、ひたすらに目標であるお日さまをニラム。
気温と日差しに関係ないのか、常に色づいた縁の赤は王子の証。
整った葉並びで、領土争いに挑みかかるでもなく、整然と日差しを集め、人望も集まる。

今日のこの日も高みを目指し、着々と自己を高めた。

最後は(うちでの)通称バナナ。
寄せ植えから独り立ちしたばかりの時に、赤玉中粒の素焼き2号鉢を与えられた。

若かりし時のバナナ

文句も言わず、耐えること数週間。
次に与えられた上薬が塗ってあるような2号鉢。
ここでも出来る限りの成長を見せ、伸びたかわからないそれぞれのバナナで日差しを浴び、柔らかくなり、水を吸ったらパンパンの繰り返し。

今日のこの日は、今までの環境にも耐えてきたのに、共同鉢になったことで、日照権争いに打って出た・・・

「もっと光を!(Mehr Licht!)」

(なにその頭の曲がり方。。。)

輝く王冠のような頭頂部の輝きは、日差しを浴びた証ではないでしょうか。

バナナのあまりの変貌ぶりに、すぐに鉢を回れ右されたのは言うまでもありません。

次週、「輝くブロンズプリンセス・潜在能力を発揮!王子とバナナに迫る2つの影」をお送りします。(嘘です)


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